AmbiqとThinkAR、ARグラス業界に革命を起こすAiLensを発表
2025 年 1 月 8 日
バッテリー駆動のエッジデバイス向けに、エネルギー効率の高いエッジAIを実現する超低消費電力の半導体ソリューションを提供する、業界リーダーのAmbiq®(本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀)は、本日、拡張現実(AR)およびAIテクノロジーのパイオニアであるThinkARと提携し、日常的に着用できるように設計された最も軽量なスマートグラスのAiLensを発表しました。
重さわずか37グラムのAiLensは、業界平均の3時間の3倍以上となる10時間以上の驚異的なバッテリー寿命で軽量スマートグラスを再定義し、頻繁な充電を必要とせずに一日中使用することができます。
このグラスは、独自のSPOT®(サブスレッショルド電力最適化テクノロジー)プラットフォーム上に構築されたAmbiqの超高効率Apollo4システムオンチップ(SoC)と、ThinkARの高度な音声起動AR機能を搭載しています。これらを組み合わせることで、パーソナライズされた洞察のための強力なエッジAI処理によって強化された、シームレスで直感的なハンズフリー体験が実現します。
主な機能とイノベーション
• 高度な処理能力:Arm® Cortex®-M4Fマイクロプロセッサを搭載したAmbiqのApollo4 SoCが、グラフィックス、オーディオ、AIモデルの処理で最大192 MHzを実現
• AI装備のパーソナルアシスタント:AiLensは、ユーザーの好みを学習してカスタマイズされた応答を提供する適応型AIアシスタントを搭載し、OpenAIとサードパーティAPIをサポート
• 優れたディスプレイテクノロジー:Apollo4の2D/2.5Dグラフィックスアクセラレータによる高解像度のビジュアルが、最小限の電力消費でスムーズなパフォーマンスを実現
• シームレスな接続:Google、Microsoft、サードパーティプラットフォームとの直接統合により、カレンダー、ドキュメント、クラウドストレージに即座にアクセス可能
• 人間工学に基づいたデザイン:市場をリードする37gの軽量構造で、長時間快適に使用できるよう最適化
• iOSアプリとの統合:強化された機能とシームレスなコントロールを実現する専用アプリケーション
AmbiqのCEOである江坂文秀は次のように述べています。「ThinkARとの提携は、スマートARグラスの新時代の幕開けを意味します。エネルギー効率、性能、機能、実用性の飛躍的向上は、消費者向けのウェアラブルエッジAIテクノロジーに大きな変化をもたらします。このテクノロジーが日常生活を改善するためにどのように活用されていくのか、今から楽しみです」
ThinkARの創設者である、ジョー・イェ(Joe Ye)氏は次のように述べています。「AmbiqとのAiLensに関する提携は、当社のイノベーションへの取り組みを明確にするものです」
ThinkARの日本支社長であるポール・ジョーンズ(Paul Jones)氏は次のように述べています。「私たちは協力して、ARグラス市場を再定義する製品を生み出しました。AiLensはエネルギー効率が高く、直感的で、現代のユーザーのために設計されています」
ソフトバンクとの提携によるAiLensの主なアプリケーションには、ヘルスケア、職場の生産性およびトレーニング、リテールおよびEコマース、ナビゲーションおよび旅行、教育およびスキル開発などが含まれます。
AiLensが支援する主な機能:
• リアルタイム言語翻訳:シームレスな多言語コミュニケーションを可能に
• メモとリマインダー:学生や社会人が外出先からアクセス可能
• ヘルスケアソリューション:ウェアラブルデバイスやヘルスケアデバイスから健康やウェルネスデータへのシームレスなアクセスが可能
• ワークフローの最適化:OpenAIによるビジュアル応答により、電話通知の確認やインターネットリソースへのアクセスなど、ハンズフリー操作性を向上
軽量設計と高度な処理機能を備えたAiLensは、外部コンポーネントを最小限に抑えながら、長時間の使用でもユーザーの快適性を確保します。このイノベーションにより、ARグラス市場で比類のない体験が可能になります。
ThinkARのAiLensは、北米、アジア太平洋地域、ヨーロッパで同時に発売されます。米国では2025年1月から、アジア太平洋地域とヨーロッパでは2025年4月から販売が開始されます。AiLensは、アマゾン、ソフトバンクジャパン、その他のオンラインおよびオフラインの小売店を通じて購入できます。
コラボレーションの詳細についておよびAiLensの体験は、CES2025期間中にThe VenetianのLevel 2、Bellini2002でもご紹介しています。
注:バッテリー データはThinkARのラボ テスト結果に基づいており、使用状況やその他の要因によって異なる場合があります。
ThinkARについて
ThinkARは、革新的なARおよびAIテクノロジーで個人や企業を支援し、従来のデバイスの障壁を取り除きます。ハンズフリーソリューションを実現することで、ThinkARは、アイデアが簡単に実現できるシームレスで人間工学に基づいた未来を推進します。詳細については、www.thinkar.com をご覧ください。
Ambiqについて
Ambiqは、あらゆる場所でインテリジェントデバイスを可能にする、よりエネルギー効率が高く、持続可能で、データ駆動型の世界を推進するための、超低消費電力の半導体ソリューションを開発するというミッションを掲げています。Ambiqは、コンパクトなデザインで最大限の機能を提供しながら、1回の充電で数週間使用できる製品を開発する世界の主要メーカーを支援しており、これまでに2億70万台以上の出荷を達成しています。私たちの目標は、Ambiqの高度な超低消費電力システムオンチップ(SoC)ソリューションを使用して、これまでにないレベルの人工知能(AI)を、モバイルやポータブルデバイスに導入することです。Ambiqの詳細については、 www.ambiq.com をご参照ください。
メディアの方のお問い合わせ先
Charlene Wan, VP of Branding, Marketing and Investor Relations, Ambiq
cwan@ambiq.com
アンビック広報担当 本田 真由美
mayumi.honda@ambiq.com