Ambiq、オープンソースのZephyr RTOSのサポートを拡張
2024 年 10 月 31 日
バッテリー駆動のIoTエンドポイントデバイス向けに、エネルギー効率の高いAIを実現する、超低消費電力の半導体ソリューションを提供する業界リーダーのAmbiq®(本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀)は、本日、オープンソースのZephyr Project®リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)のサポートを拡張したと発表しました。Zephyrは現在、Apollo3ファミリSoC、Apollo4 Plus、Apollo4 Blue Plusでエッジの高性能AIを実現可能です。2025年にはApollo510 MCUでのサポートも可能になります。
Apolloチップ上でZephyrを実行するメーカーは、Ambiqの代表的なSPOT®(サブスレッショルド電力最適化テクノロジ)による、優れたエネルギー効率、メモリ使用量の低減、設計リソースとドキュメントの豊富な組み合わせ、使いやすい開発ツール、強力なコミュニティサポート、柔軟性などのメリットを享受できます。すでにZephyr環境で作業している組み込み開発者は、ソフトウェアをAmbiqのチップに簡単に移植することで、消費電力を大幅に低減できるため、開発サイクルを簡素化し、製品を拡張して市場投入までの時間を短縮できます。
AmbiqのCEOである江坂文秀は次のように述べています。「Zephyrのエコシステムに参加できることを大変うれしく思います。Zephyrの組み込み開発者は、Ambiqの低消費電力ソリューションを導入することで、より高性能でエネルギー効率の高いエッジデバイスを作成するためのツールキットを大幅に拡張することができます。Zephyr の多用途性と高度に文書化されたリソースを持つ強力なコミュニティが、Ambiqの超低消費電力ソリューションを備えることで、あらゆる規模の企業の組み込み開発者に魅力的に映ることは間違いありません」
Antmicroの共同創業者でZephyrのプロジェクトマーケティング委員会の委員長を務めるMichael Gielda氏は次のように述べています。「2,000人以上の提供者によるGitHub上での10万件以上のコミットなど、Zephyrはここ数年で驚異的な成長を遂げており、事実上の標準RTOSの選択肢となる見込みです。Zephyrを搭載する次世代の低電力消費製品を実現するために、Ambiqが同社のプラットフォームをサポートし、エコシステムに積極的に貢献していることを非常にうれしく思っています」
ユーザーは、AmbiqのZephyr用GitHubコード(https://github.com/AmbiqMicro/ambiqzephyr/blob/ambiq-stable/README.rst)にアクセスして、今すぐ始めることができます。
Zephyr(ゼファー)について
ZephyrはLinux Foundationが主催する、コラボレーションプロジェクトです。リソースに制約のあるデバイス向けに最適化された、複数のアーキテクチャにまたがる、クラス最高の小型でスケーラブルなリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)の構築において、開発者とユーザーを結びつけるオープンソースの取り組みを行っています。Zephyrの詳細については、zephyrproject.orgおよびgithub.com/zephyrproject-rtosをご参照ください。
Ambiqについて
Ambiqは2010年の創立以来、よりエネルギー効率が高く、持続可能で、データ駆動型の世界を推進するために、あらゆる場所でインテリジェントデバイスを可能にする超低消費電力の半導体ソリューションを開発するというミッションを掲げています。Ambiqは、コンパクトな工業デザインで最大限の機能を提供しながら、1回の充電で数日ではなく数週間使用できる製品を開発する世界の主要メーカーを支援してきました。私たちの目標は、Ambiqの高度な超低消費電力システムオンチップ(SoC)ソリューションを使用して、これまでにないレベルの人工知能(AI)を、モバイルやポータブルデバイスに導入することです。Ambiqはこれまでに2億50万台以上の出荷を達成しています。Ambiqの詳細については、 www.ambiq.com をご参照ください。
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Charlene Wan, VP of Branding, Marketing and Investor Relations, Ambiq
cwan@ambiq.com
アンビック広報担当 本田 真由美
mayumi.honda@ambiq.com