アンビック、シンガポールに
テクノロジーデザインセンターを新設
2022年4月26日
バッテリー駆動のIoTエンドポイントデバイス向けに超低消費電力の半導体プラットフォームおよびソリューションを提供する、業界リーダーのアンビック(Ambiq®、本社: 米テキサス州オースティン)は、シンガポールに新たにテクノロジーデザインセンターを開設すると発表しました。この施設は、設計・検証エンジニアリングチームの拡大に注力し、アンビックの成長をサポートするものです。
シンガポールの新施設は、将来的にSPOT対応のエッジインテリジェントデバイスを設計するための主要拠点となります。アンビックの特許取得済みSPOT®(Subthreshold Power Optimized Technology)プラットフォームは、標準トランジスタを非標準動作モードで使用することで、消費電力が少なく信頼性の高い堅牢な半導体を、コスト効率の高い主流の製造プロセスで構築します。シンガポールを拠点とするグローバル投資家であるEDBIが、2018年にシリーズE資金調達に参加して以来、継続してアンビックの地域拡大計画を強力にサポートしています。
アンビックの会長兼プレジデントである江坂文秀は、次のように述べています。「シンガポールは、ASEAN地域の技術革新の継続的成長を推進する上で、重要な役割を果たす特徴的な立場にあります。アンビックが世界中で事業の多角化と拡大を続ける中でのテクノロジーデザインセンターの新設は、将来の成功に向けた当社の取り組みとシンガポールへの投資をさらに証明するものであり、これによって開発チームを効果的に成長させることができます」
EDBIのCEO兼社長であるChu Swee Yeok氏は、次のように述べています。「EDBIは、初期投資家として、また緊密な協力者として、シンガポールでのアンビックのAPAC拠点構築に貢献し、同社の地域的成長を目の当たりにできることを非常に光栄に思っています。シンガポールはイノベーションの世界的な拠点であり、アンビックは新しいテクノロジーデザインセンターにおいて、シンガポールの熟練した人材プールと高度なデジタルインフラを活用することができます」
シンガポール政府は、2020年6月にコミュニティ内の接触者追跡調査を通じて新型コロナウイルスに対抗するために、アンビックのApollo3 Blue SoCが実現したTraceTogether™トークンを配布しました。Apollo3 Blueにより高い評価を受けたデザインウィンは、EDBI®社、Excelpoint®社、iWOW®社、およびさまざまな政府機関との複数当事者によるコラボレーションから生まれたものであり、アンビックにとって重要なマイルストーンとなりました。
アンビックについて
アンビックは2010年の創立以来、より健康的、クリーンで、生産的な世界を実現するために、あらゆる場所でインテリジェントデバイスを可能にする超低消費電力の半導体ソリューションを開発するというミッションを掲げています。
アンビックは、コンパクトな工業デザインで最大限の機能を提供しながら、1回の充電で数日ではなく数週間使用できる製品を、世界の主要メーカーが開発するのを支援してきました。私たちの目標は、アンビックの高度な超低消費電力システムオンチップ(SoC)ソリューションを使用して、モバイルおよびポータブルデバイスの未知の分野に人工知能(AI)を導入することです。2022年2月に1.5億台以上の出荷を達成しています。詳細については、こちら(www.ambiq.com)をご参照ください。
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