AmbiqのエッジAI向け最先端SoC Apollo510が、Edge Impulseによりサポート
2025 年 7 月 2 日
エッジおよびエッジAIコンピューティングにおける電力消費の課題に取り組む、超低消費電力半導体ソリューションのテクノロジーリーダーであるAmbiq®(本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀)は、本日、同社の Apollo510 システム オン チップ(SoC)が、Edge Impulse™開発プラットフォームでサポートされることを発表しました。これにより、開発者は音声認識、コンピュータ ビジョン、ヘルスケアモニタリング、産業オートメーションなど多岐にわたるエッジデバイス向けに、非常に効率的でスケーラブルな AI アプリケーションを構築および導入できるようになります。
Apollo510は、一般的なAI推論ワークロードにおいて、前世代のApollo4 Plusと比較して最大10倍の性能と3分の1の低消費電力を実現し、エッジAI機能を大きく飛躍させます。Ambiq独自のSPOT®(サブスレッショルド電力最適化テクノロジー)プラットフォーム上に構築され、Helium™テクノロジー内蔵のArm® Cortex®-M55 CPUを搭載したApollo510は、音声、ビジョン、ヘルスケア、産業分野などの要求の厳しいエッジAIアプリケーションに最適です。
AmbiqのAI担当バイスプレジデントであるカルロス・モラレス(Carlos Morales)は次のように述べています。「Apollo510は、エネルギー効率と性能の向上により、これまで不可能だったユースケースを可能にする、エッジAI向けの優れたプラットフォームです。Apollo510とEdge Impulseの統合により、企業やスタートアップのAI開発者にとっての主要なハードルが取り除かれ、エッジAIアプリケーションのより迅速かつ効率的な導入が可能になります」
Qualcomm Technologies Netherlands B.V.社の技術担当シニアディレクタであり、Edge Impulse Inc.の共同設立者であるヤン・ジョンブーム(Jan Jongboom)氏は次のように述べています。「Edge Impulseと、Ambiqの超高効率SPOTプラットフォーム上に構築されたApollo510を組み合わせることで、開発者はパワフルなエッジAIソリューションを実現できます。両社が協力することで、スケーラブルなAIアプリケーションの迅速な開発が可能になります」
Apollo510は、2024年にEmbedded WorldのBest Hardware賞の受賞や、IoT Breakthroughによる2025年IoT半導体ソリューション・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、業界において高い評価を得ています。
開発者は、Apollo510向けのEdge Impulse開発ツール(https://docs.edgeimpulse.com/docs/edge-ai-hardware/mcu/ambiq-apollo510)にアクセスすることで、今すぐ開発をスタートすることができます。
*Edge Impulse は、EdgeImpulse, Inc.の商標または登録商標です。
Ambiqについて
Ambiqは、最も低消費電力の半導体ソリューションを提供することで、あらゆる場所でAIなどのインテリジェンスを可能にすることをミッションとしています。Ambiqは、電力消費の課題が最も深刻なエッジにおいて、お客様が人工知能(AI)コンピューティングを実現できるように支援します。特許取得済みの独自のSPOT(サブスレッショルド電力最適化技術)を基盤とする当社の技術革新は、従来の半導体設計に比べて電力消費を何倍も改善します。Ambiqは現在までに2億7000万台以上のデバイスを供給しています。詳細については、www.ambiq.comをご覧ください。
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Charlene Wan, VP of Marketing and Investor Relations, Ambiq
広報担当 本田 真由美