アンビックとBravechip、BCL603S3Lでスマートリングに低消費電力イノベーションを導入
2024 年 6 月 6 日
バッテリー駆動のIoTエンドポイントデバイス向けに、エネルギー効率の高いAIを実現する超低消費電力の半導体ソリューションを提供する、業界リーダーのアンビック(Ambiq®、本社: 米テキサス州オースティン、CEO:江坂文秀)は、スマート リング設計のエネルギー効率、機能、パフォーマンス、信頼性を向上させる、Apollo3 Blue Systems-on-a-Chip(SoC)を搭載のBCL603S3Lチップレットに向けて、AIoTシステムインパッケージ(SIP)ソリューションおよびプリント基板アセンブリ(PCBA)の技術リーダーである Bravechip社との協業を発表しました。
BCL603S3Lは、Apollo3 Blueをマスター制御とする高性能、超低消費電力のチップレットで、CPUを最適化して6uA/MHZの電力レベルを達成し、心拍数、血中酸素、血圧、睡眠、歩数カウント、3DoF、6DoF、その他のアプリケーションなど、さまざまなタスクの有効電力消費を大幅に低減します
Apollo3 Blue SoCは、BLE 5.2、組み込み型低消費電力Bluetoothプロトコルスタック、スマートリングをスマートフォンに接続するGATTサービスを搭載しています。Apollo3 Blueを統合することで、4x6.8mmのLGAパッケージによるコンパクトな設計が可能になり、スマートリングメーカーは2層FPCボードで設計できるため、BOM数を30%削減し、故障率を低減し、設計サイクルを短縮することができます。
Bravechip社のCEOであるZongming Jin氏は、次のように述べています。「アンビックとの提携により、BCL603S3Lは驚くほど低消費電力で高性能なSIPを実現することができました。スマートリングメーカーはApollo3 Blueのサポートによって、フレキシビリティ、信頼性、電力効率が向上し、開発ライフサイクルを最小化することができます」
アンビックの中国の営業担当バイスプレジデントであるTerry Panは次のように述べています。「Bravechip社との協業により、アンビックの低消費電力ソリューションをデジタルヘルスデバイスに特化したセグメントに導入することができます。Bravechip社のSystems-in-a-Packageに搭載される当社のApollo3 Blue SoCは、消費者のニーズを満たすことのできる、より高性能なスマートリングの開発を支援します」
Bravechipについて
2018年末に設立されたBravechip Technologyは、AIoT市場向けのチップレット・チップレベルのソリューションプロバイダーです。同社は豊富なチップレット「コア」リソースを有しており、高度なパッケージングにより複数のベアダイをパッケージングして、最終ユーザーにチップレベルのソリューションを提供します。同社の製品は、医療、産業、家庭など、数百億の接続を伴う狭帯域のIoT環境で広く使用することができます。同社は、清華大学集積回路学院や南京リンクワ集積回路技術研究所などの質の高い産業、学界、研究リソースを統合し、世界トップレベルのチップ企業を目指しています。
アンビックについて
アンビックは2010年の創立以来、より健康で、クリーンな、生産性の高い世界を実現するために、あらゆる場所でインテリジェントデバイスを可能にする超低消費電力の半導体ソリューションを開発するというミッションを掲げています。アンビックは、コンパクトな工業デザインで最大限の機能を提供しながら、1回の充電で数日ではなく数週間使用できる製品を、世界の主要メーカーが開発するのを支援してきました。私たちの目標は、アンビックの高度な超低消費電力システムオンチップ(SoC)ソリューションを使用して、モバイルおよびポータブルデバイスの未知の分野に人工知能(AI)を導入することです。2023年10月に2億30万台以上の出荷を達成しています。アンビックの詳細については、 www.ambiq.com をご参照ください。
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Charlene Wan, VP of Branding, Marketing and Investor Relations, Ambiq
cwan@ambiq.com
アンビック広報担当 本田 真由美
mayumi.honda@ambiq.com