アンビック、カルロス・モラレスが超低消費電力半導体技術のリーダーとしてAI担当バイス・プレジデントに就任
2021年11月8日
アンビック(Ambiq、本社: 米テキサス州オースティン)は、カルロス・モラレス(Carlos Morales)がAI(人工知能)担当バイス・プレジデントとして入社したことを発表しました。モラレスは、アンビックのSPOT™(Subthreshold Power Optimized Technology)プラットフォームを活用して、何十億ものモバイル機器やポータブル機器が増え続けるIoTの世界で、コンピュートの最果てにAIを導入します。モラレスは、分析をローカルかつインテリジェントに適用することでエネルギー集約型の必要性を低減しながら、斬新な低レイテンシのAI駆動アプリケーションを実現することに焦点を当てます。
カルロス・モラレスは、シリコンからクラウドまで、30年以上にわたる研究開発の経験を有しています。アンビック入社前は、インテル社で5年間、グローバルAIソフトウェアチームを率いて、全社的なAI戦略とビジネス開発の取り組みを指揮しました。インテル社以前は、シスコ社のアドバンスト・アーキテクチャ&リサーチ・グループに所属し、フォグ・コンピューティングをはじめ、現在ではエッジからクラウドまでの運用に欠かせなくなった、初のフル機能ソフトウェア・デファインド・ルーターなど、前例のない技術の開拓に成功しました。
モラレスは、次のように述べています。「アンビックのユニークな価値を理解した瞬間、彼らの旅に参加しなければならないと思いました。広大な最先端のエコシステムにAIを導入することで得られる機会は、気が遠くなるようなもので、非常にエキサイティングです。アンビックは、コンピュートのアークを真に変えることができる特異なポジションにあり、私はその一端を担うことができて幸せです」
アンビックの会長兼CEOである江坂文秀は、次のように述べています。「アンビックは、明日のバッテリー駆動のエンドポイントデバイスが、より直感的で、エネルギー効率が高く、私たちの日常生活にシームレスに統合されるようにすることで、IoTに革命を起こそうとしています。エンドポイント・インテリジェンスという目標を実現するために、カルロスが当社に参加してくれることを嬉しく思います」
カルロスのキャリアは、ASICの開発からクラウドベースのDeep Learning-as-a-Service製品まで、コンピュータエンジニアリングのあらゆる側面に及んでいます。AI以外にも、クラウドベースのバックエンドアプリケーション、サイバーセキュリティ、ワークロードのスケジューリング、オーケストレーション、アイソレーション、効率的なネットワーキングなどの専門知識を培ってきました。
アンビックについて
アンビックは2010年の創立以来、バッテリー駆動のIoTエンドポイントデバイス向けに最もエネルギー効率の高い半導体ソリューションを開発することで、インテリジェンスをあらゆる場所に配置するという唯一のミッションを掲げています。アンビックは、世界中の大手メーカーが、バッテリーで数日、数ヶ月、時には数年にわたって動作し、さらにはエネルギーを取り入れることでバッテリーを完全になくすことができる製品の開発を支援してきました。アンビックが特許を取得したSPOT™(Subthreshold Power Optimized Technology)プラットフォームは、これまでにないエネルギーレベルで計算能力の大幅な向上を可能にし、IoTエンドポイントデバイスに革命をもたらしました。私たちの目標は、アンビックの高度な超低消費電力マイクロコントローラ(MCU)およびシステムオンチップ(SoC)ソリューションを使用して、モバイルおよびポータブルデバイスにおいて、これまでにない場所に人工知能(AI)をもたらすことです。2020年末までに1億台以上の出荷を目指し、近い将来、1,000億台のIoTエンドポイントデバイスを実現するために、注力しています。詳細については、こちら(www.ambiq.com)をご参照ください。